DPAT,DDAC,MTCSS、Crystallizedシリーズに代表されるハイエンドオーディオ機器はもちろん、オリジナルポータブルオーディオ機器,PC audio(PCオーディオ)やHTPC,そしてAV機器などオーディオだけでなくコンピューター,アナログ技術を駆使して高度なオリジナル商品,カスタム商品,カー用品をお届けする それが OJI Specialです。改造、特注などのカスタム品 custom-made もお気軽に

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お客様へ
日頃 OJI Special改造をご依頼いただきありがとうございます。
おかげさまで 多くのお客様からご依頼を頂いておりますが、非常に多くの最新アイテムの改造を手がけている関係上、解析に時間がかかり、お待たせしているお客様も多くいらっしゃいます。 日々 努力しておりますが、改造はハンダ付け一つとりましても品質や音質への影響は避けられないこと そして妥協のない最上級の改造を行うために、今まで通り時間をかけ じっくりと改造しております。
 納期に関しまして 改造内容によりましては通常よりも 1~2週間以上納期が長くかかっている場合もございますが、全ては 品質と音質を第一に考えておりますので なにとぞご理解お願いいたします。

2013/05/20 LUXMAN SQ507X
ボリューム関連修理とレストア

DSC_4335.jpgボリュームの不調で修理をしたい 言うことで LUXのインテグレーテッドアンプの修理をいたしました。

テストをしてみますと確かに ゴソゴソとものすごい音がして下手をするとスピーカーを壊しかねない音が出てしまい、使用するは難しいと感じました。
しかし 音質は よき時代を思い起こさせる厚みのある、非常に良い音がしております。
 これは しっかり修理して まだまだ現役になるサウンドだと感じました。

単にボリュームの不具合と言うことですが、大抵はボリュームだけで無く回路のコンデンサーの劣化、 ロータリースイッチなどの腐食 など様々な不具合が合成され不具合となっていることが多いです。
このアンプは しっかりとしたコンデンサーが使われておりますが、流石に電源関連などは問題があり、一部膨らんでいてパンク寸前の物もありました。
今回は 予算の関係も有ると思いましたので 一番問題の起きそうなプリアンプ部の写真の基板全ての電解コンデンサーの交換をしました。DSC_4338.jpg
厚みのある音を継承したいのと クリアーなサウンドも求めたかったので コンデンサーは ニチコンゴールドタイプをチョイスしました。

また 内部に ヒューズが4本装着されておりますが、劣化もしていると思いましたし、後からでは 交換がしづらいのでこれはサービスで交換しました。
やはり当時の音を再生したいと言うことからすると 交換した方が良いところです。

余談になりますが、写真の通り テープや チューナー関連にマークが有り、パネルは綺麗にクリーンアップしましたが、テープは残しておきました。
クリーンアップしてみますと まだまだ かなり綺麗でした。



お客様の感想

本日20年ぶりにナカミチのテープデッキを使い、ダイヤトーンとluxを聞きました。
このシステムは40年ほど前に薄給をつぎ込んで買ったもので、とりわけ思い出深いも
のです。
艶やかな音は、昔の感動をよみがえらせてくれました。
丁寧な修理をしていただき感謝しております。
また機会ありましたらよろしくお願いいたします。
お世話になりました。DSC_4330.jpg

2013/05/13 BDI-DC44A

高品質アッテネータ付き 44モデル

BDI-DC44A.jpg全てに妥協をしない という 超ハイエンド志向のお客さまに提供しているモデルが BDI-DC44Aです。

今回は 前回と異なり、バランスアッテネータを搭載したモデルを設計いたしました。


BDI-DC44Aback.jpg

2013/04/27 ATH-W2002 Balanced OJI Special

オーディオテクニカらしいクリアさと 優しさのあるアニバーサリーモデル のレストアと バランス化

DSC_4205.jpgATH-W2002 はじめて改造するモデルです。 
最も多く改造実績のある オーディオテクニカのヘッドフォンですが、今回の機種は初めてです。
お客さまの要望でオリジナルのワイヤーも含めたサウンドを壊さないように 本体付属のケーブルを使いバランス化いたしました。

到着してチェックした感じでは オーディオテクニカらしい しっかりとしたサウンドに オーディオテクニカらしくないと言えば変な表現かもしれませんが、ぬくもりのある ある意味優しさのあるサウンドです。 すこし レトロなサウンド と言えば分かり易いかもしれませんが、曇ったと言う意味では無く やはり 優しいサウンド と言う感じがいたしました。

また ワイヤーが断線しかかっているよう ということもお客さまから伺っていたのですが、既にこのモデルはメーカーでの修理が非対応となっているようで 当社でできるだけ修理も行うことにしました。

まず チェックでは 歪みが発生していました。 腐食等できちんと導通していないか 腐食部分や断線部分が他とショートしている感じです。DSC_3767.jpgオリジナル結線状態 アース共通で問題
まず断線箇所を特定。 これを失敗しますと もう二度とこのワイヤーは手に入りませんので大問題です。分岐部分に問題がありそうと言うことでその部分を丁寧に分解。 ワイヤーは 写真のように問題無く接続されていましたが 被服が破れていた模様です。
DSC_3772.jpg修正後。個別に絶縁処理更に問題なのは バランス化。 バランス化では 4ワイヤーが絶対に必要ですが、なんと アースが共通化されてしまっています。 これは 問題になったそうですが、プラグまでは 4ワイヤーで行っているのですからかなりもったいないことです。 こちらも修正。




ユニットを分解してみました。
驚いたことに チャンバー部分のスポンジが ウレタンの硫化状態の様な感じで ボロボロになっていました。 一部は いわゆる粉状態です。
DSC_3577.jpg機能しないスポンジ部分DSC_3776.jpgDSC_3777.jpgOJI Specialレストア後

これも写真のように 純正状態のように修正。
最後に 問題のバランス化は 写真のようにワイヤーをそのまま使い太さをそろえてノイトリックのハイエンドタイプXLRコネクタに接続しました。
お客さまの要望通り、一切他のワイヤーが介在しない状態でのオリジナルを継承してバランス化をいたしました。
DSC_4205-2.jpgバランス化状態

BDI-DC44Aで聞く ATH-W2002 Balanced OJI Special は オリジナルそのままの優しさプラス バランスらしい 抜けの良い充実したサウンドとなりました。

2013/4/5 DrDAC2 DX-TE OJI Special Type S

With COP-20i

コストパフォーマンス抜群の DrDAC をOJI Special化 さらに COPでパワーアップ

DrDAC2DXTE.jpg
DrDAC DX-TEは 度重なる進化を遂げましたが、OJI Specialもその進化にあわせ更に進化をいたしました。
オペアンプは アンプそのものの音質差はもちろんありますが、回路の内容によって音質も変わってきます。 TEは JRCのmuseオペアンプを使用してその存在感を高めました。
今回は オペアンプも交換してみたい というお客さまの要望があり、音質の好みなどを打ち合わせた結果 音質を変えるという意味では COP-20iが 力のある抜けの良いサウンドになりますので OJI Special改造 に加え COP-20i に交換いたしました。


■お客さまの感想

本日、dr.dac無事受け取りました。

早速聞いてみましたが本当に驚きました。
圧倒的なパワー、抜けのよさ、解像度、あまり難しいことは言えませんがまさに私好みの音です。
正直、半信半疑なところもありましたがOJI SPECIALは凄かったです。
これならどのジャンルの音楽もこなせそうですしエージング後が楽しみです。
この度は大変お世話になりました。dr.dacの後継モデルは出るのかはわからないですが
もしでたらその時はまたお願いします。
この度はこのような素晴らしいものを製作してくださり本当に有難う御座いました。