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OJI Special L22 Cobalt Coax wireLynx L22は　アナログもデジタルも　プロ好みの厚い独特の立体感のある押し出しのある音質で　定評がありますが、SPDIFで出力した場合に更に高音質を　ということで　SPDIFコアキシャルケーブルの特注品のオーダーがありました。
ノーマルでは　AES/EBUにコアキシャル用のアダプタを使う形式での対応となっていますので　そこでの音質劣化も考慮して　今回はお客さまが主に使うコアキシャルタイプを製作しました。　クロック入力は　BNCタイプです。

ワイヤーは　当社でもっとも定評のあるハイスピードタイプをチョイス。　一般的に高特性のタイプは　繊細ではありますが、音が薄くなる感じがいたしますが、このケーブルとLynxとの相性はバッチリ！　もとから分厚いサウンドのLynxに更に磨きがかかるという感じを目指しケーブル製作いたしましました。　端子は　コバルトRCA、クロック入力はBNC金メッキタイプです。

お客様のコメント

Lynx L22 特注ケーブルの感想ですが、ノーマルケーブルから特注ケーブルに交換した際、まず、定位が良くなったと思いました。
情報量が落ちたからというとそういうわけでなく、よく聴いてみると、高音、中音、低音それぞれ厚みが増しているように感じたことから、音の厚みが増えたことで各パートの音色が際立つようになったことで定位がよくなったと感じたのではないかと思います。
また、定位が良くなったことで臨場感、サラウンド感が向上したように感じました。
思った以上の効果が得られ、とても満足しています。

MDR-CD900ST OJI Specialモニター用途では絶大なる信用と実績を誇る　MDR-CD900ST
マスタリングやレコーディング現場はもちろんテストでは　比較対象用として欠かせない存在です。　その特筆すべき特性は　低域から高域まで粗探しが出来る分解能です。
全体的なイメージは　モニタースピーカーで確認出来ますが、更に細かい調整や合わせ込み、そして微細なノイズなどの混入などのチェックには　どうしても９００STヘッドフォンが欠かせません。部品交換
ただ　リスニング用途としては　低域の量感が欲しい　といった要望も多いですし、あまりの分解能の高さで　機器の粗探し状態にもなってしまいます。
今回は、そう言う部分も含め　「低域の音程がもっと分かる」ようなイメージで改造を行いました。
音楽は全体的な特性が大切です。　たとえば　上をいじると　低域の感じも変わってきます。　倍音成分も同時に人は聞いているからです。基本周波数が聞こえなくても　倍音で低域と判断できる場合も多いのです。　しかしながら　キッチリと出された低域も欲しいところです。　　テストでは他のヘッドフォンと比較しながら　FFTで調べた　３０Hz～８０Hz程度の　ベースの音程がハッキリ聞こえる ことを確認し出荷いたしました。

BlendTuneCobalt　特注品改造内容
・リケーブル (BrendTuneCobalt carbon)
・両だしに改造
・ブレンドチューンコバルト構造
・音響設計改造
・ユニット・イヤパットなどのアセンブリ交換
を行いました。　
また　モニター用として標準ジャックアダプタ (Brend Tune Cobalt carbon)も製作いたしました。

お客様のコメント

MDR900STのエージングがほぼ終わりましたので、音質のレポートをさせていただきます。まず、全域において解像度がアップしており、すべての楽器がひとつづつクリアに聴こえます。１ランクも２ランクも上位の機種のヘッドホンになりました。以前はベールに包まれてぼんやりしていた感があったのが、それが取れてすっきりした感じです。
高域はオリジナルより伸びておりはっきりきれいに聴こえます。中域は、もともとかまぼこ型の周波数特性であるため900STが得意な領域ですが、オリジナルよりボーカルが活き活きしているように感じます。低域はご指摘の通り、ベースギターがよく聴こえるようになり、申し分ありません。片出しケーブルを両出しにしていただいた点で気がついたのは、以前は左が大きく聴こえすぎていた感がありましたが、いつのまにかそれが気にならなくなっていたという点です。
モニターヘッドホンの特性を殺さないようリスニング用にチューニングしていただき、大満足です。
標準ジャックへのBlendTuneCobalt変換アダプタは、市販品と比べれば一聴瞭然ですが、なぜこんなに音が違うのだろうと今更ながら素朴に思ってしまいます。
前回のUE10Proのリケーブルに続き、今回も大満足です。大変お世話になりました。
またの機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。