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お客様へ
日頃 OJI Special改造をご依頼いただきありがとうございます。
おかげさまで 多くのお客様からご依頼を頂いておりますが、非常に多くの最新アイテムの改造を手がけている関係上、解析に時間がかかり、お待たせしているお客様も多くいらっしゃいます。 日々 努力しておりますが、改造はハンダ付け一つとりましても品質や音質への影響は避けられないこと そして妥協のない最上級の改造を行うために、今まで通り時間をかけ じっくりと改造しております。
 納期に関しまして 改造内容によりましては通常よりも 長くかかっている場合もございますが、全ては 品質と音質を第一に考えておりますので なにとぞご理解お願いいたします。

2013/09/30
Portable Carbon Balance Wire


4P4P-C1.jpg
ハイエンドヘッドフォンのバランス再生。 音楽再生の理想に近づけるために必ずと言って良いほど必要な技術で、その差が解るハイエンドヘッドフォン再生の場で少しずつではありますが、浸透してきました。
しかしながら その良さをポータブル環境でも・・・ というハイエンドユーザーも多くなり、バランスヘッドアンプの入力から理想を求める動きも登場してきました。
そんな目的のためのアイテムになります。

バランスアンプ SR-71B と solo db DACを接続する 特殊な4ピンコネクタによるバランス構成のライン接続ワイヤーになります。

構成は バランス専用OFCワイヤー の2本組

2013/09/10
BDI-DC44A フルバランスDCアンプ
スパイクインシュレータ、W2002バランス化


BDI-DC44A.jpgBDI-DC44A ATT付き 標準インシュレータ
BDI-DC44A ここまでやるのか! と思えるような 最高峰のバランスドライブ再生を追求したモデルです。
ハイレゾリューション音源の普及で どうしても高域に目が行きがちですが、 スピーカーの持つ 理想的な部分となる ピストンモーション領域となる低域の再生は バランス化でさらに引き立ち、これを理想化しない手は有りません。
音楽信号の16Hz~20KHzまでの AC成分だけで無くそれより遙かに広帯域の 0Hzとなる DCまでも増幅 するために 音質に影響の多い素子を通過しないDCアンプ構成を採用。 そして 音楽信号の遙か彼方とも言える 数十倍の余裕がある数百キロHzまでも増幅する性能。そして それらを支える 4台の大型トロイダルトランスによる高絶縁AC電源ユニットと プラスマイナス2台づつ 計8台の 安定化電源供給による 超弩級のヘッドフォンアンプ。 それらを 支えるのが 3重シャーシ総アルミケースと 高分解能インシュレータ。 それが BDI-DC44Aです。
目指したのは スピーカー再生の最高峰と対決が出来る再生だけで無く、ヘッドフォン再生の特長を生かした それを超えることを目標とした再生です。
耳の直近で聞くことができるヘッドフォンは 環境ノイズにも影響を受けることが少なく、スピーカーには無い 超高分解能で音楽を聞くことができる可能性を秘めております。
これを最大限まで引き出すのが BDI-DC44A Plus BDI-SI-1になります。
ご購入いただいた方々は、流石に素晴らしい装置をお持ちで、「ヘッドフォンでここまでやるのか!」 と思うほど力を注いでいる人たちばかりです。

また 標準のインシュレータはこれらの性能をサポートする重要な役割を持っております。しかしながら お客さまの要求は終わりがありません。更なる性能の向上を目指し、リクエストが後を絶ちません。
このような要求のなか 現在の高音質を維持したまま 更なる高分解能を目指した スパイク型を開発し、このオプション装着をいたしました。
大型のシャーシとの一体化を考慮し、ボルトの締め付けによりシャーシに強固に取り付けられます。また 低重心型としました。筐体は調整用ネジに交換し、全分解の上、組み直しをし十分な時間をかけ微調整をして出荷いたします。

音質は? と良く聞かれますが、 どうしても良い言葉が見つからず 「無色透明」 と言いたくなってしまうのですが、 今回 お客さまから レポートが届きましたので 紹介させていただきたいと思います。

■お客さまの感想

BDI-DC44A

1 使用環境について

まず、現在の詳細な使用環境は以下のとおり。
これについてはそれぞれ何社かのものを模索した上で現状この形に落ち着きました。

電源コンセント オヤイデ R1
SACDプレーヤー アキュフェーズ DP-700
プレーヤーの電源ケーブル チクマ Tuneful AcⅡ
プレーヤーとアンプ間のケーブル アクロリンク 7N-D5000 XLR
アンプの電源ケーブル チクマ Pillar AcⅡ

2 音質について
Spyke1.jpg
このアンプの特徴は2つあります。1つは、圧倒的高性能であること。2つ目は
アンプ自体のクセがなく、 上流やケーブルの変化に忠実に反応してくれることです。

①性能について

まず、性能については今まで使用したり試聴したりした、30万クラスのヘッドホンアンプ
すべてを余裕で凌駕します。
また、この性能は上流の機器のレベルを忠実に反映し、天井知らずで上がっていきます。
私がこのことを実感したのはプレーヤーを今まで使用していた50万以下クラスから100万越えのDP-700に変更したときでした。
それまでのものでもそれなりに満足していたはずなのに、解像度、音場の広さ、ダイナミズム、音色の生々しさ、それらが一気に凄まじく向上しました。
国産一体型プレーヤーの雄であるアキュフェーズのDP-700に答えてくれるのなら、海外製の100万200万の輸入機器でも大丈夫でしょう。
ハイエンドの上流を用意すればそれに忠実に答えるのがBDI-DC44A の性能です。

②アンプ自体のクセのなさについて

これはアンプの電源ケーブルやXLRケーブルを何種類も変更して確かめました。
低域の厚めのケーブルなら重心が低く分厚い音に、柔らめなら柔らかい音に透明感がやスピード感がほしければさっぱり系のケーブルを繋げばそうなります。
音は変化自在でおよそアンプの個性やクセのようなものは感じられません。
以前使用していた○○○-○ もクセがないと評判でしたがこれはまだ「柔らかく自然な」という方向性の味付けが残っていて、逆の、とにかくパワフルでダイナミックにという方向にケーブルでもって行くのはなかなか難しい所がありました。
しかしBDI-DC44Aには一切味付けが感じられず、ケーブルや上流で好みの音を作ることができます。

3 ヘッドホンの相性と、まとめ
t-1-2.jpg
最後にヘッドホンとの相性について。BDI-DC44Aには相性の良いヘッドホンは特にありません。
逆に言えば、今あるほとんどの機種なら上流とケーブルしだいで性能を存分に発揮し、
自分の聴きたい音に持っていくことが出来ると思います。

私の場合、現在、使用するヘッドホンはT1、D7000、W2002、K701のバランスが多く、この他にW5000、edition10、HD800バランスなども使用しております。聴くジャンルはクラシックが7割、あとはジャズ、サントラ、アニソン等。
現在の環境はクラシック、特にオケを再生したときに響きの良いコンサートホールの一階席前方で聴いたときのような臨場感、生々しさ、ダイナミズムを再現することを目指しセッティングしています。
BDI-DC44Aの導入によってその目標にまた一歩近づきました。
マゼールとミュンヘンフィルのブルックナー、サロネン&フィルハーモニア管のストラヴィンスキー、アファナシエフのブラームス等、今年に聴いたこれらのコンサートを、同じ演奏家のCDで聴くとき、確かにそこにはあのときのステージが蘇り、音楽を聴くのがいっそう楽しくなります。
今回も、本当に素晴らしい製品をありがとうございます。

W2002バランス化

もともとW2002は十年以上前の限定品、今回改造したものも中古で入手したのですが、DSC_4205.jpg状態があまり良くなく、箱も欠品、オーディオテクニカで補修やメンテをお願いしようにもイヤーパットの交換以外はできないとのこと、それならいっそバランス化してしまおうと依頼しました。
さて、このW2002というヘッドホン、性能はさすがに今のフラグシップと比べれば全然なのですがとにかく、音色の美しさがハンパないです。
音色の美しいいわれるヘッドホンといえばSR007aやD7000、RS1などがありますがW2002はこれらと比較しても響きの美しさだけなら勝っていると感じられ、状態の良くない中古でも十分に味わえました。
さてさて、バランス化及び補修後(思った以上に大手術になってしまいました)ですが、
音色の美しさはそのままに躍動感や音場の広さ、解像感などの基本性能がアップしています。
おかげでその音の美しさにもさらに磨きがかかったように思われます。
こちらも、素晴らしい改造をありがとうございました。